リコリス スクアミゲラ
分類: ヒガンバナ科ヒガンバナ属の球根植物
学名:Lycoris squamigera
原産:中国、東アジア
開花期:7〜9月
草丈:約60cm
夏に花を咲かせるので、「夏水仙(ナツズイセン)」とも呼ばれます。
耐寒性、耐暑性も強く日本の本州、四国、九州では半野生化したものも見られるようです。
花は彼岸花に先駆けて関西では早いものでは7月中旬から咲き始めます。
9月に入ってから咲くものもありますが球根は7月ころから販売されるので、8月上旬までに植え付けしないと購入された年の開花は期待できないでしょう。
彼岸花は花後に葉を出しますが、スクアミゲラは植えると秋から根は出ますが、葉が出るのは早春からになります。
早春に葉を出しますが6月頃には枯れてしまいます。
赤い彼岸花は種を作れませんが、スプレンゲリアは二倍体で交配可能なため、多くの園芸品種の交配親となっています。
丈夫で植えっぱなしでも毎年良く開花します。日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
8月以降に植えつけた場合、開花はほとんどが翌年になります。
初春から葉を伸ばし、花を咲かせる準備をしますから、葉のある季節には十分に日光に当たるうにします。
葉は幅広で大きく、葉のある期間よく日が当たるようにすると、翌夏開花します。
条件が良いと2球に分球しますが、ヒガンバナほどは増えません。
リコリス・スプレンゲリとリコリス・ストラミネアの交雑種で、彼岸花と同じ染色体が3倍体であるため結実はしません。